歴史の不思議

ガーナの緑豊かな大地で繰り広げられる、アシャンティ族の壮麗な祭り「アクワシダエ」。 その祭りの中心には、一際異彩を放つ光景があります。 現王（アシャンティヘネ）の隣に、まるで生きているかのように鎮座する、黄金に輝く玉座。 高さ約46cm、長...

旧約聖書の一節に、こうあります。 「わたしは一つの事を、あなたたちの時代に行う。人が語っても、あなたたちはそれを信じまい」第二次世界大戦の最も暗い時代、イギリスの指導者たちは、まさにこの預言にふさわしい、信じがたいほど壮大な計画に、連合国の...

2011年、ロンドンのオークションハウス。 一体のヴァイオリンが、音楽界を震撼させる価格で落札されました。その額、1590万ドル（当時のレートで約12億7000万円）。 その名は、1721年にアントニオ・ストラディバリによって作られた「レデ...

なぜ一枚の地図が国家を揺るがしたのか？医師でスパイのシーボルトと幕府の天才学者・高橋景保。二人の危険な取引が招いた「シーボルト事件」の真相を解説。事件の発覚は偶然か、裏切りか？歴史の謎に迫ります。

ハリファックス大爆発はなぜ起きたのか。戦時下という異常な状況が安全規則を麻痺させ、港を巨大な火薬庫に変えていた。運命の20分間に何があったのか、カナダ史上最悪の災害となったシステム破綻の謎に迫る。

なぜ歌声はソ連の戦車より強かったのか？武器を持たず、ただ「歌う」ことで独立を勝ち取った小国エストニア。30万人の大合唱、200万人の人間の鎖「バルトの道」。世界で最も美しく、力強い無血革命の真相に迫ります。

かつてロンドンを支配したのは酒ではなくコーヒーだった。わずか1ペニーで入れた「ペニー大学」と呼ばれるコーヒーハウスから、ロイズ保険、証券取引所、科学革命までもが誕生。一杯のコーヒーが近代社会を創り上げた驚きの歴史を解説。

結婚と私有財産を捨て、神にのみ仕えた宗教共同体「シェーカー教徒」。俗世から離れようとした彼らが、なぜモダンデザインの源流となる最も美しい家具を生み出せたのか？祈りから生まれた究極の美と、そのユートピアが消えゆく運命にあった謎に迫る。

プレスター・ジョンは存在しなかった。しかし、この「幻の王」の伝説は教皇を動かし、マルコ・ポーロに語られ、大航海時代の引き金となった。集団的な希望が生み出した「嘘」が、いかにして現実の世界地図を書き換えたか、その驚異の物語。

プロイセン宰相ビスマルクは、ごく普通の外交電報を「編集」。言葉を巧みに削除しただけで、143文字の文章は両国にとっての侮辱となり、普仏戦争の引き金となった。ドイツ帝国誕生の裏にあった、歴史上最も巧妙な情報戦の謎を解説。